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インディ~ありがと [映画]

先日、メールを整理していたら
インディ・ジョーンズプレゼントキャンペーン事務局と言うところから
「カルトクイズ当選おめでとうございます」
との連絡メールを発見!

そう言えば、少し前に昨年公開されたインディの新作のDVD&ブルーレイ発売キャンペーンのクイズにチャレンジして応募した事を思い出した。

クイズは確かインディシリーズ全四本、それぞれ2問ずつの計8問
中身は、ほとんど忘れたが、一作目のレイダースからは

「マリオン初登場時に酒飲み比べの勝負で並んでいたグラスの数は?」

って感じのカルトクイズと言うより
「そんなもの覚えているかぁー!!!」って言いたいような問題。。

ま、普通の問題は四作目に関しては大体覚えていた範囲だったし
旧三部作も(運よく)BS放送を録画していたディスクが有ったので
上記のような覚えている筈も無いような部分をチェック
(録画がテープだったら面倒なので挫折だな…)

録画でそのシーンを見てみると
テーブルの上にグラスは並んでいるけど、マリオン達は人ごみに囲まれているしカットも変わったりで正確な数字は判別不能…
その後、ギャラリー解散、インディが訪ねて来た後にグラスを片づけているシーンでも片手で1~2個とランダムに掴んでいるので正確には分からんわな…

ま、回答は三択で、それぞれが○~□個と言う感じ(出題者側も正確な数字は出さなかったんだろう)なんだけど、その想定範囲が微妙な感じだったちょっと悩んで選択したんだけど、当たっていたんだろうな

って事で、お宝はシャープのブルーレイレコーダー!

未だ地デジ対応機器を持っていなかったのでラッキーって感じ

HDレコーダーに関しては今使っているのは4年ほど前に買ったソニーのDVDレコーダー(もちろんアナログタイプ)なんだけど、最近はディスク出し入れのトレーの動きかかなり怪しい(ソ@ータ◇マー発動か?)のがチョイ不安
しかし、そのソニーのレコーダーの前に買っていたシャープのDVDレコーダーが頭抱えるほどトラブって録画を全部パーにさせられたって苦い経験も有るんだな

インディのお宝だけに、先は読めないかも…

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ということでシャープAQUOSブルーレイのBD-HD22と
4年モノのソニーのDVDレコーダー
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ゴールドフィンガーより愛をこめて… [映画]

ジェームズ・ボンド公式DVDコレクションと言うマガジンのCMが今月半ばから結構流れていた。

ファンとしてはやはり気になり、買ってみた。
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第1弾はシリーズ第3作の「ゴールドフィンガー」って選択は、幅広い層に知られている007らしさを備えた代表的な作品なので正解だと思う。

DVD自体は、普通に映画DVDソフトとして売られているものとほぼ同等品で映像特典は無いが監督やスタッフの音声解説特典は有る。

企画としては現在公開中の22作目まで全て発刊するらしいので「慰めの報酬」は一般DVDソフトが夏でマガジン版が秋ってことになるから微妙な位置関係

このコレクション、DVDの方は映画は普通にDVD映画ソフトとして売られているものの同等品で(ディスク一枚だし)映像特典は付かないが、監督やスタッフの音声解説は付いていた。

マガジンの方は今回の「ゴールドフィンガー」を例にとると、今回は初回と言う事でこのコレクションが今後どのようなモノを掲載していくかと言う紹介のページが少々有ってから、本題の「ゴールドフィンガー」に作品紹介や公開当時の時代背景、ロケをした場所やメインのボンドガール、オナー・ブラックマンと強敵オッド・ジョブを演じたハロルド坂田については役とインタビューを交えた人物紹介で其々2ページ使われているのに、タイトルロールにもなっているゴールドフィンガーを演じたゲルト・フレーべに関しては、他の文章で触れられている以上に無いのが残念

あと、当然のことながらこの作品でデビューしたボンドカー1号とも言えるアストンマーチンDB5や襲撃されるノートフォックスの金の貯蔵庫に関しても見開きで解説

シリーズ全般に対しての小特集は今回はヴォッカ・マティーニについて…

と言う感じなんだけど、中身はすべて海外でも出版されたものを(レイアウトとか含めて)そのままコピーしただけ…って感じなんですよね

写真や記事に関してはそれでいいと思うけど、翻訳した人が007に関して無知と言うか、ボンドの所属する英国秘密情報部、通称MI6(エム・アイ・シックス)が全てM16(エム・十六)だったり、有名な潜水用ウエットスーツを脱いだ中が白いタキシードなのを「雨合羽を脱ぎ捨てると~」と、今回製作分の「ゴールドフィンガー」自体を観て無いって感じの訳や誤植も有ったり、007全般を語る文章がショーン・コネリー絶対主義っぽい臭いも少し感じられたのが純粋な007ファンに反感買うかも?

本来なら、翻訳だけにしても007に詳しい人を監修に付けるなりして、日本では一般に知られていない事柄などに関しては注釈を付けるなり必要だと思う

映画のパンフレットと少し違う方向性でそれなりには楽しめるものではあるけど、マニア的には資料的の物足りなさを感じるし、普通に興味を持った人に対しては、日本人視点での解説も有った方が分かりやすくなるのにな…ってね

今回は初回お試し価格の790円って事だったから、マガジンの不備を差し引いても十分お買い得感あったけど、レギュラーで1990円だと、007シリーズの映像特典が結構付いているはずのDVD、アルティメット・エディションが定価2990円で店によっては割引も有るって事を考えると、可也微妙な感じ。

ま、この手のコレクションマガジン的に全部揃える!って気合入れるよりも、基本的のどれも独立した作品なんだから、好きな作品や目についたのをピックアップって感じで楽しむ方が向いているかも知れないね


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どー見ても30代 [映画]

風呂上がりに何気にTVで流れていた「犬神家の一族」(2006年版)

ヒロイン珠世がアップに。。

どー見ても30代

このシーンはモノクロだから誤魔化しがきかない

戦後の混乱が少し落ち着いた頃の舞台
ヒロインの珠世はどう考えても20代半ば位までの年頃のはず
(調べると、原作的には昭和24年くらいで26歳と推測されている)

私は別に役柄と年齢と同じ年齢の役者で無いと駄目なんて事は思わないけど(舞台と違って映画はアップシーンが有る人は特に)画面として不自然に感じさせたら駄目だと思う。

珠世を演じた人
1976年のオリジナル版は当時23歳
今回放送された2006年版は当時33歳

やっぱ(映画なんだから)無理が有ったんだよね

因みに相手役となる(珠世より年上の設定で出兵していた)佐清役は
1976年版は当時28歳
2006年版は当時29歳

気になって調べてみると、ヒロインに関しては市川崑監督にリメイクの企画を持ち込んだプロデューサーが製作条件として主張で、逆に監督は金田一役には石坂以外起用しない条件を出したとか…
(前作の"八つ墓村"の金田一は豊川悦司、私的には彼は背が高すぎて、下駄愛用の金田一さらに高くなり、映画の画面バランスが凄く悪かったのが原因か?)


一昨年の正月に公開され大コケした作品

大ヒットした1976年版の市川崑監督&金田一耕助=石坂浩二コンビそのままで(同じ脚本&音楽で)リメイクした作品なんだけどコケて当然か…
(これが遺作とは残念)

金田一の新作だったら、市川崑監督もまだ撮っていない作品の方だったら興味深かったのにさ

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稲村ジェーンは自室クローゼットでマリファナを… [映画]

ニュースで懐かしいタレントの名前を聞いたと思ったら
(案の定)犯罪絡みのモノだった

加瀬大周、覚醒剤&大麻所持で逮捕

持っていたのが覚醒剤3gと聞いて、昼間WOWOWで放送してた映画「パルプ・フィクション」の劇中で主人公の一人、ジョン・トラボルタ演じるギャングの殺し屋ビンセントが売人からコカインorヘロイン(タランティーノらしいくウンチク的セリフ回しで、今はコッチが好いとかだったけど、どちらかは忘れた…)の上物(産地別に比較していた)を3g買っていたのを思い出した。

自宅でもクローゼットの中に電灯を引いて大麻草を育てていたとか、大した家庭菜園だよな…

最近どんな仕事してたのかと、ネットで調べてみると、早速レギュラーで出ていたテレビドラマが打ち切りだとか
そのタイトルも「キッパリ!!」って、ほんとキッパリしてると言うか。。
9月から放送してた昼ドラらしいけど、共演者やスタッフにしたら大迷惑だろうな
放送局側は、その前シリーズの「キッパリ!」("!"マークの数だけでシリーズ判別させるとは間際らしいが、この事件の打ち切りでパート2の"!!"の方は無かったことにされるのかな?)の再放送になるとか(局としては、ドラマの流れの有る週中じゃなく週末の逮捕が不幸中の幸いかも?)



この事件はNHKのTVニュースを洗面所にいる時に音声だけで聞いたのだけど、

一番気になったのはアナウンサーの言葉。加瀬大周の略歴を説明、

デビュー作「稲村じえーん」って。。。

"ジェーン"なのに"じえーん"は無いよな…
※正確なタイトルは「稲村ジェーン」・・・サザンオールスターズの桑田佳祐が監督した映画

NHKに限らないけどここ数年ほんとアナウンサーの言葉や発音ってのが滅茶苦茶になっていてるよ



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スピード・レーサーはマッハGoGoGoで勝利の美酒は美乳(ミルク)なりぃー(後編) [映画]

中編の続き

で、最新映画バージョンは

基本設定やキャラクターもオリジナル通りで主要マシンもレース専用と日常に使うプライベートカーに分けてあるけどデザインテイストはオリジナルを上手くリフィンして誰が見てもマッハ号だし流星号って感じ、キャラクターもスピードやパパはアニメ版から抜け出たような衣装でそれだけでも製作者たちは可也オリジナルに思い入れがあるってのが伝わってくるね

ストーリーもアニメ版に有ったような感じの話(及び基本設定を)膨らませてまとめ、その中にアニメには無かった主人公の少年時代のエピソードをはさみこんでいるのは結構良かったですね

レースの内容はオリジナルも奇想天外なコース(と陰謀)でしていたけど、その精神を受け継いでハチャメチャなレースを見せてくれました。
観客席の上を通りループするコースってのは(おもちゃ契約をしているマテルの)ホットホイールそのものって感じでリアルなレースでは見られない視覚的面白さを見せてくれ、大陸横断レースとかはオリジナルでもおなじみと言えるような感じだけど、オリジナル以上にリアルなレースでは確実に失格になりそうな激しいぶつけ合いと派手なクラッシュは未来設定のレースゲームをそのまま映画の大スクリーンに映し出した感じ。

アニメ版だとマッハ号だけが障害物とかをかわすのにつかっていた(本来は整備用のジャッキでの)ジャンプが対戦相手にも有り、レースはジャンプ大会になることも。。
その他特殊装備もマッハ号の主人公的特権の7つの装備に限らず、ほかの車にも(あの世界観のレースでもルール違反のモノを含めて)多種多様に登場。
で、やっぱカッコいいのはレーサーXで、彼のプライベートカーはボンドカー並みの武装で悪人のトラックを攻撃!
映画としては映像的に最新CGを駆使した実車撮影では不可能なカーアクションが見どころなんだけど、映像表現としても昔もアニメ的と言うか漫画映画的な画面の使い方と表現方が結構うまく出来てましたね
役者的には映像世界に圧倒されて評価しにくいけどさ(真田広之は出番少なく中途半端)、アニメ版では何かと(トラブルメーカーとしても)大活躍する弟&チンパンジーのコンビ、くりお&三平だけど、映画版のスプライトル&チムチムは実写だけあってアニメの時ほどは自由が利かなかったって感じなのが残念かな(それでも要所ではアニメ同様使われてるけどね)

そうそう、クライマックスのGPレースの後、勝者の祝杯がF1で有名なシャンパンでは無くミルクって所が世界3大レースの一つインディ500を誇りに思うアメリカンなところだね

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スピード・レーサーはマッハGoGoGoで勝利の美酒は美乳(ミルク)なりぃー(中編) [映画]

前篇の続き

オリジナルのアニメ版はガッチャマンやヤッターマンでも有名なタツノコプロの第二作(カラー一号)で最初から海外に輸出することを考慮して考えられた作品だと思われます。

昔TVで見た時は断片的でカッコイイマシンが活躍しているアニメと言う以上認識出来て無かったんだけど、今回の映画化のタイアップでネットTVのGyaoでオリジナル版アニメが毎週2話交替で配信されていたので見ていた、すると今度はYahoo動画で7/17までオリジナル版と90年代のリメイク版を一気に配信ってのもやっていたので今のところオリジナルの1/3くらい見た。
http://streaming.yahoo.co.jp/special/anime/machgogogo/

アニメ版は製作者がレースどころか車の免許も持ってない状況で製作に入ったとかで、レースモノとしてはかなり怪しい描写が多いけど。お陰で既成概念に縛られなう何でも有りのハチャメチャな展開はアニメとしては大正解。
舞台の中心は三船モータースと言う事だから日本ってことなんだろうけど無国籍風(少なくとも製作当時の日本っぽくは無いな)で、なおかつ世界中にレースで行くから国際色豊かと言うか…
話としては主人公、三船剛が(第一話で東西モータースの会議で新型エンジン開発に関して対立して辞職した)父、大介の開発したマッハ号で(当初参戦を反対していた父に内緒で新型エンジン開発資金を稼ぐために)レースに参加…と言う感じで話は始まる。実は新型エンジンの開発を反対してた重役は悪人でその設計図を奪おうと企み。。謎の覆面レーサーが来日(実は彼こそ行方不明の長男研一で「チャンピオンになるまでは家族に正体を明かさない」と誓いを立てていて、レースの度に剛を蔭から助けてる)その後も大抵前後編で前篇最後は剛ピンチ!で終わるんだけど後編は前回のあらすじを解説してくれた後あっさりピンチは回避ぃって感じで)レースの裏に陰謀や企み、レースの個性的なライバルが立ちふさがり、レースが無くても事件にかかわったり巻き込まれたり、で世界征服を目指す秘密結社みたいなものまで現れたりと(おかげでレースに出そびれたりすることさえって考えると、今回の映画版のレース界の裏側を牛耳る陰謀なんて生易しいかもね)それらを解決しながらレースをするのはマッハ号を駆る三船剛と仲間たち。。で一番目立って活躍させられのは(案外)主人公の剛じゃ無く弟くりおと相棒のチンパンジー三平かもね(あの時代のアニメや特撮など子供対象の番組は視聴者に近い年代の子供がやたらと活躍するのがスタンダードだったみたい)


後編に続く
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スピード・レーサーはマッハGoGoGoで勝利の美酒は美乳(ミルク)なりぃー(前篇) [映画]

「スピード・レーサー」が日本のアニメ「マッハGoGoGo」の海外タイトルだって事は割と知られた話で昔から知ってた。
しかし、その「スピードレーサー」ってタイトル、レースアニメだから付いたモノだと思っていたら、な、な、な、なんと主人公(オリジナルの日本版では三船 剛)の名前のことだったとは!!
確かにアメリカのアニメやヒーローモノのタイトル(=主人公の名前)って(初期のモノほどスーパーマンなど)ストレートにそのまんまってのは多いですけどね

ま、実際のレーサーでも名前で無くファミリーネーム、苗字が"スピード"のスコット・スピード(F1で2006~07年、現在はアメリカでストックカーレース参戦中らしい)なんてアメリカ人レーサーもいたし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89

それで気になってほかの主要メンバーの名前の変貌をチェックしてみると

三船大介→パパ・レーサー
三船アヤ→ママ・レーサー


三船くりお→スプライトル
チンパンジーの三平→チムチム

三船研一→レックス・レーサー

志村ミチ(ミッチー)→トリクシー

サブ→スパーキー

覆面レーサー→レーサーX


大介&アヤがパパ・レーサーにママ・レーサーってバカボン一家並みの展開
確かに彼らの名前が劇中で呼ばれることは無いから設定上のモノ(海外版は父・母で通しただけか?)に近いけどさ

三船三兄弟の名前はオリジナルは研一、剛、くりおと数字を飛ばした(其々年齢が離れてるから?)名前だけど、スピード・レーサーではどういう意味で付けられたのだろう?

登場人物で言えば、若い三人、剛とミッチー、サブはアニメで通常来ているシャツの胸にはそれぞれイニシャルが付いていたけど海外版では名前とは関係ないアルファベットって事に

剛のヘルメットやマッハ号の"M"の字も三船のイニシャル(少なくともヘルメットは)だと思うんだが、スピードレーサー的にはマッハ号の"M"だったんだろうな

マッハ号と言えば、カーナンバー5番でこれも主人公の名前"剛"とマッハ号の音の掛け合わせだったと思うが、スピード・レーサー的にはカーナンバーは唯の数字でマシンの正式な名前もマッハ5となり、これを日本式に呼べばマッハ5号って塩梅になったりもする。
このカーナンバー5へのこだわりと言うか主人公名とのリンクが無いお陰で、今回のスピード・レーサーでは主人公の兄、レックスがレースの使っていたマシンがマッハ4(これはオリジナルの研一のマシンと同じく赤)で日常にも使って切る車がマッハ5、主人公のスピードはマッハ5を日常用に受け継ぎ、今現在レースのマシンはマッハ6と言う感じにレーサーズ・モータースのマッハシリーズと言う感じになってました。

ま、アニメの海外版への名前の変更など面白い部分も出てきてるけど、基本的に今回監督したウォッシャウスキー兄弟は可也オリジナルをリスペクトして、マッハシリーズデザインはマッハ号をうまくリメイクしたものだし、スピードやパパ・レーサーの衣装ってアニメそのもの、レーサーXも衣装やマシンもうまくリメイクって感じで、ガキの頃余程好きだったんだなーっと思わせますね


中編に続く
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カスピアン王子の心中は?? [映画]

「ナルニア物語」は世界三大ファンタジーの一本として昔から存在を知っていた。

小説自体は機会が有れば読みたいなぁ~っと思いながら(それぞれ分冊された長編でありシリーズ物でもあったから)三作とも読めていないが、映像化された作品は殆ど観ており、「指輪物語」の「ロード・オブ・ザ・リング三部作」は凄まじい傑作ファンタジー映画だったし、「ゲド戦記」は第3部をベースに作られたジブリ作品の「ゲド戦記」はハッキリ言って駄作…、アメリカでTVミニシリーズとして第1,2部を実写映像化した「ゲド~戦いのはじまり~」も、類型的なファンタジードラマ…って感じ(ま、"ゲド"の原作者どちらに対しても否定的である発言をしてた)
映像化された作品の出来不出来は別として、どちらも物語の対象者として児童文学やジュブナイル的では無く、明らかに大人を対象とした物語からの映像化だと感じられた。

なのでシリーズ前作「ナルニア物語 第1章ライオンと魔女」もその感覚で観だしたんだけど。。

ロンドン空襲時期の現実世界の少年がナルニアに行ったあと、修行も無いまま(マジックアイテムに頼るでもなく)剣を振るう戦で敵を倒していく姿を見た時に「ナルニア物語って児童文学だったのね。。」と確信し、それ以降は(別に見下す意図は無いが)そう言う視点でナルニアを見た。

で、今回の「~第2章カスピアン王子」
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主人公たち4兄妹は前作から一年後のロンドンだが、ナルニアの世界では1000年以上も過ぎ去っていて、前作では言葉を話す動物や半獣人や小人などのファンタジー的住人(以下"ナルニア民"と書く)が悪の魔女と正義のライオンの二つのサイドで対立していたのが、第2章では旧来にナルニア民は消え去り、人間が中世ヨーロッパ的城を中心とした国を作りその中で後継ぎ問題から本来なら王位継承者であったカスピアン王子が暗殺者に追われ、人々が入らない森に逃げ込み、そこで滅びたと思われていたナルニア民と出会い(そして4兄妹もナルニアに償還し)彼らと共に人間の軍隊と戦う!っと言うのが大まかなプロット。。

前作もクライマックスは魔女軍と4兄妹の率いた軍勢の戦いで、痛々しい戦死者もいるには居たが、魔女の魔法でやられたような人は後で復活したりとかで、児童文学的なものだったのが、今回は(好戦的な)人間との生存権をかけた戦いと言う事でかなり激しい戦いになるのだが、カスピアン王子自身は、自身を追いやった叔父とかに対して怒るのは問題無いが、それ以外の同法で有り国民であった人たちと剣を交えることに対して特に悩む様子も無いままに戦い続けているのって。。戦後は(ま、主人公サイドだし)敵対して戦った人間の国を治めることになるのも…なんだかねぇ~って感じでしたね

映像技術が進んで、昔なら不可能と思えていたような映像世界を表現出来る様になったおかげでこの手のファンタジーの類もたくさん映像化され、それなりにお金のかかった作品は、画として確かに毎回凄いものを見せてはくれるが、物語のディテールに関してはなんか甘いと言うか、もう少し拘ってくれよ!って作品も多いのは事実で、世界観なりに上手く纏めてくれないと、その世界自体を嘘っぽく感じて素直に楽しめなくなってしまうんだよな…

ま、「ライラの冒険」よりはマシだったと言う事で、「ナルニア物語」(原作は7作からなるけど)は映画としてあと一本作るらしいので(シリーズ映画のフォーマットとしては定番化したトリロジーとして)どうまとめてくるのだろうか?


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