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2009 F1変身 [F1]

昨シーズン終了後、ホンダの急遽撤退問題からブラウンGPとしての再出発など色々ありましたが、60周年を迎えたF1GPは今週末からオーストラリアで開幕!

今シーズンのチェックポイントは、大幅変更されたレギュレーションで変更個所はコスト削減(金融危機以前から検討せれていた)に関する事と"如何に競い易くするか?"に関する事。

前者はテスト走行の大幅削減その他、レースを観てる分には分かりにくいことなので省略するが、後者に関しては、見ているマシンの形そのものが代わり、レースを観る上でのポイントにもなるので要チェック!

F1の場合、技術の進歩で速くなり過ぎるとそれを抑える方向でレギュレーションを改定しており、そのひとつとしてコーナーでタイヤのグリップ力を下げる為にレーシングカーでは一般的な溝の無いスリックタイヤから溝付きのグルーブドタイヤへの変更が有った。
しかし、それを埋め合わせるためにマシンの空力の進化で強力なダウンフォースでグリップを高めて更に速く…なっただけなら良いのだが、その空力化の過程で車体後方の空気の流れは乱れ、前走車を抜く為に後方に付く事が難しくもなってきた。
それで、今年からはタイヤをスリックタイヤに戻し、車体への複雑な空力処理が出来ないようなルールに変わった。

具体的に書くと、空力パーツは基本的に前後のウイングのみで車体本体には昨年までのような各種ウイングやフィンの類が付けられなくなった。
その前後のウイングは、フロントはタイヤ幅いっぱいに拡大され、リアは以前より少し高い位置に3/4の幅のモノ

そして、フロントウイングには可変フラップが内蔵され走行中にドライバーが(1ラップ当たり2回まで)任意にフロントのグリップを増加させる事が出来る。

更に、技術的なチャレンジと言う事で今年から搭載可能(義務では無い)になったモノがKERS(運動エネルギー回生システム)

KERS(電車やハイブリッドカーなどにも搭載されているが)減速時のエネルギーを返還して蓄えて動力として活用するシステム。
大まかに分けて、その力を電気として蓄え動力にして使うモノと、フライホイールに運動エネルギーとして保存して使うモノが有るのだが、今のところは前者が使用される模様

KERSによって1ラップ約6.5秒、80馬力相当を使えば理論的にラップタイムは0.1~0.3秒アップ出来るとか…

前記の可変フラップと組み合わせると、以前抜くに抜け無かったケースでも抜く事が出来るかも知れないって事になるかもね
(ま、抜かれそうになった方も使うだろうから、使うタイミングも難しいだろうが)


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momoko

ホンダもトヨタも撤退してからエンジン好調とは!
ライコネン&マッサは残念でした。次に期待!
by momoko (2009-04-01 10:19) 

はんと

ホンダあれだし、トヨタは撤退して無いけど予選の(あの手の)失格はたまにあることだけど、決勝のトゥルーリに対して表彰後に25秒プラスの判定は関してはちょっと疑問有りだったよ
フェラーリはタイヤマネージメントに苦しんだみたいだね。。

by はんと (2009-04-02 06:02) 

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