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シンガポールGP、初ナイターF1はルノー、アロンソ優勝。。フェラーリはロリポップなく [F1]

今季初開催の湾岸地域の公道を利用したコースと言えば、先日ヨーロッパGPとして開催されたスペイン・バレンシアも同じタイプだがシンガポールは初ナイターだけで無く、本当に高級ホテルなどが建ち並ぶ市街地を利用したコースで倉庫街で壁に囲まれたバルセロナとは大違い。

F1GP開催の新サーキットして見ても(F1のボスの娘婿)ヘルマン・ティルケの(設計or改修等)手にかかっていないコースって久々じゃないかな???

予選はフリー走行時から調子の良かったルノー、元チャンプのフェルナンド・アロンソが頑張るも第二ラウンド突入直後にエンジンの燃料計のトラブルでマシンがストップで15番手確定(ま、本格的なエンジントラブルで無かったのが幸いだが)、結果はチャンピオンシップを1ポイント差で競うフェラーリ、フェリペ・マッサとマクラーレン、ルイス・ハミルトンが1番2番手のフロントロー、ここんとこ予選に苦労してフェラーリ、チャンプのキミ・ライコネンは久々にトップ3で、以下では、好調トトロッソ、セバスチャン・ベッテルは7番手タイムだが同僚セバスチャン・ボーデは17番手、ウイリアムズはニコ・ロズベルグが9番手に入るばかりか大半遅れを取っていた同僚中島一貴が10番手と久々のトップテン入りが目についた感じで他大半は最近の戦力相応なポジションに…

決勝は危ぶまれていた雨も無く、上位はほぼスタートポジション通りで大きな混乱も無くスタート
ポールのマッサが逃げ、ハミルトンが追いかける展開から少しはなされていた3番手ライコネンがファステストは連発しだし追撃…と言う感じだったのだが、15周目にルノー、ネルソン・ピケJrがコース外壁にヒットしスピンでクラッシュ(彼にはダメージ無かったようだが)、撤去の為にセーフティーカー導入からレースは大きく動き出した…

ピットは一時封鎖になるのだが、その頃に燃料が無くなったマシンはペナルティー覚悟で入らなければならないのは今のルールの変な所。。

ピット封鎖解除で大半のマシンが(タイミング的に燃料補給&タイヤ交換が必要になるので)ピットになだれ込み、そのタイミングによって、それまで上位を走っていたマシンが下位に転落してしまう状況が多々見られてきたのが、今のセーフティカー時のピットのルール。(以前のルールだと、先行する事で稼いだタイムは無くなるが、順位まで大きく入れ替わる事は殆ど無かった)

で、その状況下でトップを快走していたマッサはピットイン。。タイヤ交換&燃料補給でスタート…したら給油リグ&ホースが繋がったまま(ピットクルー跳ね飛ばされ)、そのままぶっちぎれたホースを引きずったままピットレーンに侵入、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルに接触しそうになってから繋がったままのホースに気づいたのかピットレーンの外れに停車、各チームのマシンが出払った後のピットを走って駆け付けたクルーが必死でリグを外してコースに復帰の大トラブル!
セーフティーカーでの速度の周回だったので辛うじて周回遅れにならない最後尾での復帰になったが、抜きにくそうな市街地コースでトップから一転最後尾は1ポイント差で競っているチャンピオンシップにとって大きな痛手
マッサの次にピット作業を待っていた(←これだけでも順位的に不利だったのに)ライコネンも、マッサのトラブルの余波でピットアウトまでの時間を余計に…で、結局15番手復帰と2番手だったハミルトンの8番手復帰に比べて大きく後退でマッサは最後尾の18番手(更にピット内の危険行為でピットスルーペナルティーも)

その後、シャッフルされた順位の中でそれなりに緊張感の有るプレッシャーの掛け合いや駆け引きやバトルが有ったのでバレンシアのような退屈さは感じなかったけど、セーフティーカー&ピットレーン閉鎖のルールって何なんだろう?って感じましたね

レースは終盤、予選のマシントラブルで落ち込んでいたアロンソがリード、2番手ロズベルグをハミルトンが追い、4番手、ティモ・グロッグをライコネンが追っていたのだが、ライコネンは縁石に引っ掛かってコースアウトでリタイヤ…終了

アロンソ、ルノー復帰後の初優勝でレースは終わった!
ハミルトンはライバルの脱落の中一人3位入賞で6ポイントゲットでチャンピオンシップのリードだけで無く、フェラーリはノーポイントでチームとしてもマクラーレンにトップを奪われた。

シンガポールのナイターレースはドライバーの視覚的には日中の通常のレースと大差無かったらしいが、1レース戦うと言う事においての疲労度はかなりのものだったようです。


ま、今回の注目ポイントはフェラーリのピット

ピットインの時に普通のチームは(通称形から)ロリポップと呼ばれる棒に付いた看板を作業で停車しているドライバーの前にかざし作業終了の安全確認をしてロリポップを上げて発進させているのだが、フェラーリはマシンのインパネ内のライトを赤→黄色→青。。みたいな感じで切り替えるトラフィックライトと言うシステムでピットの発進をしている。
ヨーロッパGP、バレンシアの時にライコネンも給油リグを外す前に発車のトラブル(この時はクリーが一人怪我をしたが、すぐに止まっているので今回のような無様さは無かった)、さらにマッサは作業後の発進でピットレーンを走行していた他車(この時もFインディアのスーティル)に無理に横並びで進み危険行為として後で罰金を食らった。
今回のマッサの事故はバレンシアの二つのトラブルをミックスした様なモノで大事には至らなかったが、下手すれば千切れたホースが撒き散らかしたガソリンで火災の可能性も有った。

バレンシアの後、フェラーリチームは使っているトラフィックライトは人が安全を確認して作動させているので問題は無いと声明を発表していた。

しかし、今回のトラブルで結局、2回目のピットでは(どこから引きずり出してきたのか)ロリポップを使用。

前回のトラブルの時に意地を張らないでちゃんと検証して見直していれば…なんて事をシーズン終わる時に悔やむ結果になるかも


ちなみに今回のレースでもライコネンはファステストラップ(だけは)ゲットで今シーズン10回目はシーズン最多タイ記録(2004年ミハエル・シューマッハと2005年キミ・ライコネン)に並びあと一回で新記録!
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コメント 2

momoko

アロンソが優勝できたことが素直に喜べた。
昨年のことや今回予選も見てたからかなぁ。
フェラーリ、同じミスを二度してはいけませんなぁ、やはり問題有りですよ。



by momoko (2008-09-29 23:30) 

はんと

>momokoさん

そーだね、アロンソ優勝凄く嬉しそうだったよね!
(でも、まだ来期に付いては考慮中らしいが。。)

フェラーリ、今回のミスに関してはトラヒックライト担当が早く青信号を出したのが原因らしい…で、システム的なエラーで無いから今後も使うとか。。
ロリポップだったら、ホース引きちぎる前に止めれた…って事を理解出来て無いのかな??
by はんと (2008-09-30 06:10) 

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