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「恐怖のフランケン」はいずこから。。 [街角]

ネットで11月の土曜日に大阪天満宮の境内で昔ながらのスタイルの街頭紙芝居が行われているって情報を仕入れたので見に行ってきました。

紙芝居は昭和20~30年代に制作された原画そのもので、今回見る事の出来たのは「恐怖のフランケン」と言う作品

作者は左久良五郎、この人は酒井七馬と言うペンネームで手塚治虫の長編デビュー作で後に多くの漫画家に影響を与えた伝説の作品「新宝島」(1947)を共作した人らしい。

で、その「恐怖のフランケン」とは…
紙芝居「恐怖のフランケン」
舞台は19世紀の英国の田舎、嵐の夜にジョン少年はじいやの馬車で家路を急いでいた。彼らは激しい稲妻から避難して墓に立ち入った。そこで30年前に葬られたフランケンの怪物の墓に稲妻が直撃、怪物の復活に遭遇。

ジョン達は墓場から逃れ屋敷にたどり着く、父のアート博士に見たことを報告、博士はジョン達を連れて墓場へ向かう、そこで報告を受けていた警部達とフランケンの怪物の墓を調べるが中はもぬけのからで怪物の姿は無かった。

その頃、博士の屋敷ではアート博士の妻が娘のメリーと留守番をしていた。
博士の書斎の大理石の置物が動き、中の秘密の通路から現れたのは怪物!
怪物は二階の話し声を聞きつけ階段を上がり、メリーたちの背後に…
その頃、博士と警部達は屋敷の玄関先で話していた。戻った事を伝えようとジョンは階段を上がる…

後は次回のお楽しみ…と言う事で終了。

「恐怖のフランケン」って作品は全部で480枚の作品だとかで、今回はその1~4話(1話だいたい10枚くらいかな?)でした。

昔の街頭紙芝居は児童公園などで拍子木を打ち鳴らして子供達を集めて、そこで水飴などのお菓子を販売して子供達はそれをらを食べながら毎回続きが気になる紙芝居を楽しんだそうです。
紙芝居のセット
紙芝居師さんは身振り手振りを交物語を語り、その前後に紙芝居を利用したクイズやなぞなぞ等もおこない、正解者に水飴やカタヌキ菓子を与える事でお金を持ってこれなかった子供にもあまり寂しい思いをさせないようにしていたとか…

紙芝居の水あめ
頂いた水あめ(こねて遊ぶのだそうで)
紙芝居のカタヌキ菓子
と、カタヌキ菓子(壊さないように型を抜けば水あめなどが貰える)


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コメント 2

momoko

へぇ~紙芝居ってこんな風にやってるんだ。
私は本物の紙芝居を見たことが無い。
型抜きも初めて見たよ。
水あめとか子供たちの楽しみが充実してるね。
by momoko (2008-12-01 17:39) 

はんと

私も街頭紙芝居ってのを直に見たのは初めてだったのでイロイロ勉強になりましたよ
カタヌキは子供の頃に夜店とかで見かけたこと有ったかな?
(でも、手に取ってチャレンジってのは初めて)
クイズに答えてカタヌキを一つ貰って、成功して写真の水飴をいただきました♪
クイズやなぞなぞってのも紙芝居を使い、その絵も昔から使われているものなので、時代性の無いモノなら今の子供にすぐわかるのですが、その当時の物を扱ったクイズだと分からないので昔の子供に順番がまわってきました。

by はんと (2008-12-02 05:43) 

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