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イギリスGPはシルバーストーン!?雨とバーニーの陰謀が渦巻くカオスの英国か。。 [F1]

F1GP初開催のサーキット、伝統のシルバーストーンサーキットは元々英国空軍の飛行場だった場所なので高低差の少ない比較的フラットな高速コースである。
それと、風も強く天候が不安定なので雨も多くサーキットが水浸しになり荒れるレースのなることも多い。
(だから空軍は撤退したのかも)

F1開催60周年で盛り上がっていたシルバーストーン、そこへ「2010年から英国GPはドニントンパークに移転」と水を差したのはF1を取り仕切るFIAとそのボス、バーニー・エクレストン…
それに対しシルバーストンの所有者でもあるBRDC(英国レーシングドライバー協会で元チャンピオンのデーモン・ヒルが現在会長)は大ブーイング


予選はフリー走行中から絶好調だったマクラーレンのヘイキ・コバライネンが初ポールをゲット!今季ココまで不運が多かっただけに決勝にも期待したい!
2番手に飛び込んだのマーク・ウェバーはレッドブルをチーム初のフロントローに連れてきた。(Q1Q2のタイムも良かったので本戦も期待できそう)
3番手キミ・ライコネン、今回のシルバーストーンでセッティングに苦しんでいたフェラーリだけど悪くないポジションに、4番手はルイス・ハミルトンで今週末は同僚コバライネンに先行されぎみ、5番手ニック・ハイドフェルドは最近同僚クビサに先行されていたがここで逆襲か!6,7番手はルノー軍団、フェルナンド・アロンソと(一皮剥けてクビ危機脱出の)ネルソン・ピケJr、8番はトト・ロッソ(から来期はステップアップ)のセバスチャン・ベッテル、(ポイントリーダーなのに)9番だったフェラーリ、フェリペ・マッサはフリー走行でのクラッシュでセッティングが決まらないまま、Q3ではホイールトラブルでほとんど出走出来ず(だけどQ2までのタイムもイマイチ)10番手のロバート・クビサもQ3進出したがサストラブルで走行出来ず。。

翌日決勝は(シルバーストーンらしく)雨

スタートはフロントローのコバライネンとウェーバーが牽制しあい直後のライコネンは行き場を無くし減速気味のところを4番手のハミルトンがアウト側から抜け出しトップを奪いかけるがコバライネンに阻まれる、3位走行中のウェーバーは単独スピンで最下位へ

その後アロンソはハイドフェルドを抜き4位へ、ハミルトンがコバライネンを抜きトップへ、コバライネンは単独スピンでライコネンに抜き去られた

と、ここまでは雨(でスピン後退する車が多い)の普通のレースだったが、一回目のピット作業で運命は変わっていった…

スタート時はどのマシンもスタンダードウェットタイヤを履いていたが、その後の天気の変化を予測しピットインの時に戦略を変えていく。

ライコネンやアロンソなどは雨が弱まると予測して(タイヤに優しい運転が出来るので)適度に(雨用の)溝が減ったタイヤを交換しないで給油だけでピットアウトしてコースに戻った。

それに対しハミルトンは(元々タイヤに優しい運転が出来ないので)ピットインの時にはタイヤはボロボロなので彼↑らのような選択肢は出来ないのでそのままタイヤ交換をしてピットアウト

その後雨は強くなり始め(タイヤがきれいだった)ハイドフェルドは給油時にタイヤ交換…

戦略的にタイヤ交換をせず燃料を満載にして出たライコネンやアロンソ(他か数名)のマシンは雨に弄ばれ新品のスタンダードウエットに履き換えたマシンに追い詰められ抜き去られるだけとなっていった(チャンチャン)

その後レースの中盤にさらに雨は激しくなり(今季も不調の)ホンダチームは2台とも(下位チームらしいギャンブルで)エキストラウェットタイヤ(もっと強い雨用タイヤ)に履き換えた。(前・全英アイドル)ジェンソン・バトンは途中撃沈したが、(ブラジル本国では遅いルービンと呼ばれる)雨男ルーベンス・バリチャロは(蝋燭の残り火が如く)水を得たっ魚になり周回遅れからトップのハミルトンをぶち抜き最終的には3位表彰台をゲット

優勝は(タイヤ選択出来る余地が無い事が幸いした)ハミルトン、2位は(タイヤ選択の時に雨が降り出していた)ハイドフェルド、3位は水を注いだフリーズドライなバリチャロ、4位と6位に(タイヤに優しかっただけに空に裏切られたチャンプ)ライコネンとアロンソ、間の5位は(ポールだったけど次回頑張ってねんの)コバライネン

他、前回ポイントリーダーに踊り出たフェラーリのフェリペ・マッサはオープニングラップからスピンを(レース中少なくとも片手以上)重ね完走車中最下位2周遅れの13位

その(押し合いへしあいの)オープニングラップでの(マッサのスピンが起こした)混乱の余波で(母国英国GPで今シーズン限りの引退発表をした)クルサードとベッテルがともにコースアウトでリタイア

ポイントリーダーにも立った好調BMWのロバート・クビサも雨で足元すくわれてリタイア

レースの結果チャンピオン争いはハミルトン、マッサ、ライコネンが48ポイントで並び46ポイントのクビサが続く。。。


ま、皆さんお疲れ様でした。。



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コメント 4

momoko

今のF1がいかに雨に弱いか!を知ったレースでした。そして見てる方も疲れました。
マッサが予選でクラッシュしちゃったのが悲しかったです。いいタイム出してたのにな~。
んで肝心のライコネンも元気なかったな~。
クルザードは引退決めたんだね。長かったね~。こちらもお疲れさま~。

by momoko (2008-07-08 01:08) 

はんと

確かに雨の影響はデカイですよねー

マッサはフリーでクラッシュしてから全部空回りになったのかな5回以上のスピンに2周遅れでなおかつブルーフラッグ無視で内外からかなりつつかれてるみたい

ライコネンは案外(やはり?)クールと言うか、運の悪さには慣れ子になってたりして(今回もちゃっかりファステストで今シーズン6連続だったかも)
レース後のインタビュー記事↓で内容興味深かったよ
http://f1-gate.com/raikkonen/f1_1241.html

クルサードも、ほんとお疲れでしたね

by はんと (2008-07-12 06:38) 

momoko

マッサは精神的に弱いのかもね。予選でクラッシュしちゃって本戦頑張ってるんだろうけど裏目に出ちゃう、ような感じした。
ライコネンはタフだね~。カッコ良過ぎだよ。チームで走っているんだって意識が高いのも好感持てる。
ハミルトンは我が強すぎるのか自分ひとりで成績出してるって態度、印象悪いよなぁ~。

by momoko (2008-07-12 17:32) 

はんと

確かにマッサは精神的に弱いというかトラブルとか下位に沈んだりすると精神的脆さからくるミスを多発させますよね
ハミルトンも同様に下位に沈めば曇るタイプだし、それと比べるとライコネンやアロンソ、そしてクビサなんかはタフと言うか下位に沈んでも這い上がってくるタフなテクと根性を持っているところが凄いよ

ハミルトンの場合は我が強いというか舞い上がっているようにも感じられる。マクラーレンのボス、ロン・デニスも以前だったらあの手のドライバーに対してもっと厳しくコントロールしてたのに、年取って爺って孫的放任に変わっちったし、F1界のボス、バーニーもマスコミに話題を提供するハミルトンをレアキャラとして歓迎してるみたいだしね
by はんと (2008-07-12 22:28) 

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